話しやすい人 話しにくい人
漢字を使った、名前の確認のしかた
名前の確認に漢字を使う、もしくは漢字まで聞く必要がある場合はどうでしょうか。
例えば、スズキさんに漢字を聞くと、よく「普通のスズキです」という答えが返ってきませんか?
きっと「鈴木」なのでしょうけれど、聞く側から言い出す必要があるときに、「普通のスズキ様でしょうか」とはちょっと言いにくいですね。
さほど気にしない方もいらっしゃるかもしれませんが、「普通の」ということは 「良くないのか」と受け止められるかもしれませんし、普通という基準が、人によって違う可能性もあるからです。
そうなるとやはり一つ一つの漢字を確認することになります。部首や単語での確認です。
「鈴」でしたら、「金ヘンにレイのすず」とか「ベルのすず」、「木」は「樹木のもく」「木曜日のもく」となるでしょうか。
このときも、漢字は使い方で悪い意味になる場合がありますから、少し気を配ったほうがいいですね。
安藤さんの「安」を、「安いのアン」と言うよりは、「安全のアン」「安心のアン」と言ったほうがよいかもしれません。
また、著名人の名前や都道府県名で確かめるという方法もよく使われます。山口さんの場合、「山口県のやまぐち」などです。
実は私自身の経験ですと、「三国志に出てくる…」と説明されてピンとこず、恥ずかしかったことがあります…。インターネットで検索して、なんとか確認できました。
それから、「哉」の字を 「木村拓哉さんのヤ」と伝えたら、「ああ、志賀直哉さんのヤですね」と返されたことがありました!
そんなこともありましたが、その場でインターネット検索したり、あわせて部首や他の単語でも確認したり、とにかくしゃべって質問して、先方としっかり意思の疎通を図ることが大切ですね。